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【モータースポーツ】F1 FIA & フェラーリ

 F1を知っている方も知らない方もフェラーリ・チームという名前はご存知だと思います。その、フェラーリ・チームのマシンは毎年速いと思いませんか?今回は、その速さについて検証したいと思います。


 なぜ、フェラーリのマシンは速いのでしょう?実は、フェラーリが現在のように常勝になったのは最近のことです。特に、1997年以降のフェラーリの速さといったら、他チームの追従を許さない何かがあります。その、何かについて今週号のオートスポーツ誌の記事を基に検証したいと思います。


 まず、現在のF1には空力パーツの可変を禁じる規定があります。マシンの前後にウイングと呼ばれる羽がついているのをご存知でしょうか。その前後のウイングでダウンフォースと呼ばれるマシンを地面に押し付ける力を発させて、マシンがある程度の速度を保ったままコーナーに進入しても、遠心力でコーナーの外側へマシンがいかないようになっています。ただ、そのウイングはダウンフォースも生み出す代わりに、空気抵抗も増してしまいます。なので、ストレートを走行しているときには、ウイングを寝かせてあげると空気抵抗も減って最高速度を伸ばすことも可能なのですが、それも禁じられています。


 ウイングが変化している。詳しく書くと、ウイングに弾力性を持たせて、ある程度の負荷がかかったときにウイングを撓ましてドラッグを減らすという手法があり、過去に数チームのマシンが疑惑を持たれ、いろいろな検証が行われました。現在のF1では、マシンに装着されているオンボードカメラの音声からエンジン音を検証することによって判断することが可能になっています。
 そこで、主催者のFIAも事前にマシンを検査する項目を増やそうと考え、風洞と呼ばれる実験室で停止している状態のF1マシンと250km/hで走行しているF1マシンを比較することになりました。その結果、フェラーリ・チームのマシンだけが他のチームのマシンよりも20%以上も大きく撓んでいることが解かりました。FIAは、これ以降の検証を中止し、なぜか他の検査方法によってウイングの弾力性を測ることとしました。


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