P.P.からスタートしたS.ベッテル(レッドブル・ルノー)がトップで1コーナーへ。続いて3番手グリッドからスタートしたF.アロンソ(フェラーリ)、2番手グリッドからスタートしたM.ウェバー(レッドブル・ルノー)が続き、23番手グリッドからスタートした大きくジャンプアップして1周目を終える。
レース中盤、誰かのパーツがコース上に落ちてセーフティーカー。
セーフティーカーがでて続々とマシンがピットインする中、R.クビサ(ルノー)のリリースでA.スーティル(フォースインディア・メルセデス)に接触。10秒のペナルティ・ストップ。
N.ロズベルグ(メルセデス)は、ピットアウト直後に交換した右後ろタイヤが外れてしまいリタイヤ。レース後審議裁定。
S.ベッテルは、前車との10車身以内の車間を保たなかったとしてドライブスルー・ペナルティ。3番手に後退する。
上位陣では、M.ウェバーがステイアウトしトップへ。その後、オプションタイヤで2位のF.アロンソを引き離し、タイヤ交換後も気づいたマージンでトップで復帰する。
終盤10周は、ステイアウトしていたR.バリチェロ(ウイリアムズ・コスワース)がピットイン。10番手M.シューマッハ(メルセデスGP)の後ろにつき、バトルに突入。
66周目、R.バリチェロはストレートでM.シューマッハをオーバーテイク。しかし、その時、壁にR.バリチェロのマシンをぶつけるくらいの勢いで悪質なブロックをした。
R.バリチェロからは無線で「あれは、黒旗(失格)になるプレイだ!!」とチームに連絡。完全に人間として失格のプレイであった。
M.シューマッハの悪質なプレイに対してレース後審議対象となる。M.シューマッハに対しては他のドライバーからも「えげつない。」といわれており、引退前もドライバー間で問題になっていた。
レースは、M.ウェバーが優勝。
■暫定結果
1,M.ウェバー(レッドブル・ルノー)
2,F.アロンソ(フェラーリ)
3,S.ベッテル(レッドブル・ルノー)
4,F.マッサ(フェラーリ)
5,V.ペトロフ(ルノー)
6,N.ヒュルケンベルグ(ウイリアムズ・コスワース)
7,P.デ・ラ・ロサ(BMWザウバー・フェラーリ)
8,J.バトン(マクラーレン・メルセデス)
9,小林可夢偉(BMWザウバー・フェラーリ)
10,R.バリチェロ(ウイリアムズ・コスワース)
11,M.シューマッハ(メルセデスGP)
12,S.ブエミ(トロロッソ・フェラーリ)
13,V.リウィツィ(フォースインディア・メルセデス)
14,H.コバライネン(ロータス・コスワース)
15,J.トゥルーリ(ロータス・コスワース)
16,T.グロッグ(ヴァージン・コスワース)
17,B.セナ(ヒスパニア・コスワース)
18,L.ディ・グラッシ(ヴァージン・コスワース)
19,山本左近(ヒスパニア・コスワース)
R,R.クビサ(ルノー) ※A.スーティルに接触した影響!?
R,L.ハミルトン(マクラーレン・メルセデス) ※ギアボックス
R,N.ロズベルグ(メルセデスGP) ※交換したタイヤが外れる。
R,A.スーティル(フォースインディア・メルセデス) ※ピット内でクビサに接触される。
R,J.アルグエルスアリ(トロロッソ・フェラーリ) ※エンジンブロー