開幕戦はポールトゥフィニッシュで2010年F1世界選手権王者のセバスチャン・ベッテル(レッドブル・ルノー)が完勝。
レッドブルは、タイヤ作戦をS.ベッテルとM.ウェバーで変えたが、今回はS.ベッテルの作戦が良かったようである。
ザウバー・フェラーリは、S.ペレスが1ストップ作戦を敢行し8位フィニッシュ。他のドライバーと同じく2ストップ作戦の小林可夢偉は9位入賞となった。
2週間前のバルセロナ・テストで好調だったM.シューマッハは序盤にJ.アルグエルスアリ(トロロッソ・フェラーリ)と接触し右リアタイヤを無くしてしまう。その後、周回遅れになりながらもレースを続けるが中盤にリタイヤ。
チームメイトのN.ロズベルグは順調に走行を続けていたものの、R.バリチェロ(ウイリアムズ・コスワース)に追突されてマシンに重大なダメージをおいリタイヤ。
尚、R.バリチェロはドライブスルー・ペナルティを受ける。
初の3位表彰台を獲得したV.ペトロフ(ルノー)。負傷療養中のR.クビサの分まで走ってくれた。レース後、大喜びのチームであった。F1では、ロシア人初の表彰台である。
S.ベッテルの母国ドイツ国家を聞きながら思う。昨年と比較して幼さがS.ベッテルの顔から消えているのではないかと...。
まだ開幕したてで力関係が定かではないが、レッドブルは今年も速い。マクラーレン・メルセデス、ルノーも侮れない。
フェラーリは、昨年同様にF.アロンソは侮れない。メルセデスGPは、微妙。N.ロズベルグが表彰台を争えれば良い感じ。
ザウバー・フェラーリは、今回のS.ペレスの1ストップ作戦での8位完走は大きい。次戦以降の入賞も期待できる。トロロッソ・フェラーリとフォースインディア・メルセデスとの争いとなりそうである。
■暫定決勝結果
1,S.ベッテル(レッドブル・ルノー)
2,L.ハミルトン(マクラーレン・メルセデス)
3,V.ペトロフ(ルノー)
4,F.アロンソ(フェラーリ)
5,M.ウェバー(レッドブル・ルノー)
6,J.バトン(マクラーレン・メルセデス) ※ドライブルスルーP : 1回
7,S.ペレス(ザウバー・フェラーリ)
8,小林可夢偉(ザウバー・フェラーリ)
9,F.マッサ(フェラーリ)
10,S.ブエミ(トロロッソ・フェラーリ)
11,A.スーティル(フォースインディア・メルセデス)
12,P.ディ・レスタ(フォースインディア・メルセデス)
13,J.アルグエルスアリ(トロロッソ・フェラーリ)
14,N.ハイドフェルド(ルノー)
15,J.トゥルーリ(ロータス・ルノー)
16,J.ダンブロシオ(ヴァージン・コスワース)
R,T.グロッグ(ヴァージン・コスワース) ※不明
R,R.バリチェロ(ウイリアムズ・コスワース) ※メカニカル(ドライブルスルーP : 1回あり)
R,N.ロズベルグ(メルセデスGP) ※R.バリチェロ(ウイリアムズ・コスワース)に追突される。
R,M.シューマッハ(メルセデスGP) ※不明。
R,H.コバライネン(ロータス・ルノー) ※メカニカル
R,P.マルドナード(ウイリアムズ・コスワース) ※メカニカル