気ままウェブ・ログ(はてなブログ)

私が気ままに好きな事を書くブログ。

【モータースポーツ】2008 F1「第12戦 ヨーロッパGP(2)」

 やはり、フェラーリに所属しているフェリペ・マッサにはペナルティが課せられませんでしたね。これは、昨日のF1世界選手権 第12戦ヨーロッパGP(バレンシア市街地)決勝において、フェリペ・マッサが給油とタイヤ交換のためにピットインし、作業が終わったためにロリポップマンが発進させたところ、後方からきていたフォースインディア・フェラーリに所属するエイドリアン・スーティル選手のマシンと接触しそうになってしまったものである。


 F1世界選手権を管轄するFIAは、現在のマックス・モズレー政権になってからフェラーリ贔屓色が強く、昨年はライバル・チームのマクラーレンメルセデスフェラーリ・チームの技術を不正に入手したとして、スパイ容疑によるポイント剥奪とした。F1のチームに限らず、チーム間でのスタッフの移籍があった場合には、前チームの技術が新しいチームに生かされてしまうのは慣例であり、対策としては移籍の半年前から休暇を与えて新しい技術を他のチームに流出させないという事が行われていた。しかし、この件ではフェラーリより速いマクラーレンメルセデスのポイントを不正に剥奪する行為と思われる。


 更に、一昨年はフェラーリ・チームよりも好調であったルノー・チームのマスダンパーと呼ばれるシステムを突如禁止した。このマスダンパーは、フロントノーズ内に重りを接地し、その重りの上下をバネで固定。マシンがギャップを乗り越えると、重りが上下してマシン自体のピッチングをやわらげるというもの。この技術は事前にFIAより承認されていたにもかかわらず、フェラーリよりもルノーの方がアドバンテージがあると判断されて禁止されたと思われる。


 やはり、スポーツは公平にしようね。