正直、日本のプロ野球はメジャー・リーグと比較すると面白くないように感じる。メジャー・リーグは、アメリカン・リーグとナショナル・リーグの2つのリーグに分かれており、その中でも東部・中部・西部と3つの地区に分かれている。
その、所属している地区の1位と、所属している地区の2位チームの中でも一番勝率の良いチームがワイルドカードとして、ワールドシリーズ進出をかけたプレーオフに出場できる。
一方、日本のプロ野球はセントラル・リーグとパシフィック・リーグに分かれており、それぞれ6チームが所属している。リーグごとの上位3チームが、プレーオフを行い日本シリーズ進出チームを決めるのだが、リーグに所属している半分のチームをふるいにかけているのが、ペナントレースとなってしまっている。
要は、ペナントレースの価値が低いといわざる終えない。
そもそも、日本のプレーオフ(現クライマックス・シリーズ)は、近鉄バッファローズが存続不能となってしまった事に起因する。近鉄バッファローズが経営難の為にオリックス・ブルーウェーブ(現オリックス・バッファローズ)に吸収合併され、東北楽天ゴールデンイーグルスが新規参入したのだが、セントラル・リーグが阪神や読売と言う人気球団を保有しているのに対して、パシフィック・リーグは興行面で見劣りしてしまうのである。
その収入面での負担を軽減するために試合数を増やしたのが日本のプレーオフである。ちなみに、セ・パ交流戦の導入も同じ理由である。
とのあえず、3位までに入ればよいと言うペナントレースの価値低迷を何とかしなければ、日本プロ野球の人気が向上することは無いのではないかと思う。