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【社会】顧客をなめています。

 はい、タイトルとおりです。加ト吉の牛肉ミンチに違う種類の肉が混入されていた事が明らかとなりました。
顧客を単なる収入源としか見ておらず、牛肉ミンチに豚肉や鶏肉だけではなく、賞味期限ギリギリのものまで混入していたと夕方のニュースで元幹部が証言していましたね。それも、記者会見で故意ではないと説明していた社長の指示だそうです。
 いや、世の中そんなものでしょう。それが、成果主義の実態といえるでしょうね。少ない利益で多くの収入を得ること、これが日本企業の目標であり、その手段は様々なものがあります。この違法に多くの収入を得るという姿勢の企業は、ここだけではないのでしょうね。

■資料

加ト吉「偽装ミンチ問題」
『「偽装ミンチ」を仕入れ、製品化していた北海道加ト吉の茨木薫・工場長は、商品に牛以外の肉が入っていたことについて「知らなかった」「信用していた」と繰り返した。工場長によると、同社で使うすべての肉の8割(月15〜20トン)はミート社から仕入れ、残りは加ト吉本社から納入しているという。

 その加ト吉では今年4月、不正取引で連結売上高を水増し計上していた事実が発覚し、創業社長が辞任。立て直しのために本来の冷凍食品業務に集中する方針を示し、再スタートを切ったばかりだった。
 同社は19日午後、朝日新聞の取材を受け、大賀和幸・東京支社長をトップとする危機管理本部を立ち上げた。小林一夫専務は「社外有識者による外部調査委員会を早急に設置し、北海道加ト吉の関与の有無も含めた事実の解明と管理体制の強化を行う」などとコメント。今後、ミートホープへの聞き取り調査をするほか、同社から納入された食肉を本社に空輸して鑑定をする方針という。』


『北海道の食品加工卸会社が、食品大手・加ト吉(本社・香川県観音寺市)の連結子会社・北海道加ト吉に、主に豚肉を使ったひき肉を「牛ミンチ」として出荷していたことが分かった。北海道加ト吉の冷凍食品は材料表示が違ったまま流通していた。卸会社の複数の元幹部は、朝日新聞社に、古い肉を利用していたとも証言している。』


加ト吉「不正取引で創業者らが引責辞任
『冷凍食品大手の加ト吉は13日、伝票上だけで商品売買を繰り返す不正な循環取引の責任を取って辞任した創業者の加藤義和前社長ら発覚当時の役員3人に対し、退職慰労金を払わないことを明らかにした。問題の社会的反響が大きいことなどから、同社は「株主の理解を得られない」と判断したという。

 前社長以外に退職金を払わないのは、実弟の加藤義清元副社長と、同社が循環取引を主導したと認定した高須稔元取締役。支払う場合に必要となる28日開催予定の株主総会に議案を提出しない。

 加藤前社長は1956年に加ト吉(当時は加ト吉水産)を創業、50年以上トップを務めた。規定に従えば、退職金の額は少なくとも数億円とみられる。同社の広報担当者は「膨大になるだろうが、計算していない」と説明している。』