残り2周、雨が降り出しグリップの低くなったバスストップ・シケインへサイド・バイ・サイドで入っていくトップ走行のK.ライコネン(フェラーリ)とL.ハミルトン(マクラーレン・メルセデス)。K.ライコネンがシケイン出口でハミルトンの方へ膨らんでしまい、衝突を避けたハミルトンが結果的にショートカットをせざるおえなかった。
シケインをショートカットしたハミルトンは自車の左側からライコネンを抜かさせた直後、1コーナーのブレーキングでライコネンをパス。その後、マウンテン区間でライコネンに抜かれるものの、ライコネンはクラッシュ。暫定結果では、ハミルトンが優勝となっていたものの、予想通りフェラーリのF.マッサが優勝という裁定がスチュワードから出されたもの。
ハミルトンとライコネンの立場が逆だったらどうなっていただろう?勿論、ペナルティは課せられなかったであろう。
フェラーリ贔屓のFIA...、いやバーニー・エクレストン下で行われるF1は本来の姿を取り戻してもらいたいものである。
■暫定結果
1,F.マッサ(マクラーレン・メルセデス)
2,N.ハイドフェルド(BMWザウバー)
3,L.ハミルトン(マクラーレン・メルセデス) ※ショートカットにより25秒加算。1位降着。控訴中。
4,F.アロンソ(ルノー)
5,S.ベッテル(トロロッソ・フェラーリ)
6,R.クビサ(BMWザウバー)
7,S.ブルデー(トロロッソ・フェラーリ)
8,M.ウェバー(レッドフル・ルノー)
9,H.コバライネン(マクラーレン・メルセデス)
10,T.グロッグ(トヨタ) ※黄旗追越により25秒加算。8位降着。
11,D.クルサード(レッドブル・ルノー)
12,A.スーティル(フォースインディア・フェラーリ)
13,N.ロズベルグ(ウイリアムズ・トヨタ)
14,中嶋一貴(ウイリアムズ・トヨタ)
15,J.バトン(ホンダ)
16,J.トゥルーリ(トヨタ)
17,G.フィジケラ(フォースインディア・フェラーリ)
R,K.ライコネン(フェラーリ) ※単独クラッシュ
R,R.バリチェロ(ホンダ) ※メカニカル
R,N.ピケJr.(ルノー) ※単独クラッシュ