ただいま開かれている会見で、チーム代表の鈴木亜久里氏からスーパーアグリ・フォーミュラのF1撤退が発表されました。同時に、公式サイトでもリリースが発表されています。
これはね、正直残念としかいいようがないです。でも、仕方ないんですよね。そもそも、スーパーアグリに求められていたのって、ホンダのBチームとしても役割でしょう?同じマシンを2台走らせるのと、4台走らせるのではデータ量が違いますからね。しかし、カスタマー・シャーシ(※1)問題がだめになり、Bチームとしての役割が出来なくなってしまったんですよね。正確には、2009年末までスーパーアグリはホンダのマシンを使えるし、トロロッソはレッドブルのマシンを使用するのは可能だったわけなんですけどね。
スーパーアグリ・ホンダには、沢山の思い出を貰いましたね。昨年のカナダGPで残り3周目に、佐藤琢磨が前年王者のフェルナンド・アロンソ(当時マクラーレン・メルセデス)をパスしたシーンなんか最高でしたね。カナダは、仕事に差し支えてしまうので、VTRで観戦していましたが興奮しましたね。
その前に、トヨタのラルフ・シューマッハもパスしている(※2)のですが、アロンソをパスしたときの方が凄かったですね。2007年カナダGPが、SAFのベストレースでしょう。
次に消えるのはトロロッソなのですが、よい売却先が見つかりますように。
※1 F1は、チーム毎にオリジナルのマシンを作って参戦する言わばコンストラクター(製造者)でなければならないが、他のチームにマシンを売れるというのが、カスタマー・シャーシ。
※2 実は、地上波はCM中の出来事。後に、リプレイが流された。はず...。