ベルギーGPのレーススチュワード(競技審査委員)は、同グランプリの決勝レース中、スクーデリア・トロ・ロッソのハイメ・アルグエルスアリがシケインを通過したとしてレース結果に20秒加算のペナルティを科したことを明らかにした。
決勝レース中の42周目、リウッツィ(フォース・インディア)とバトルを繰り広げていたアルグエルスアリはリウッツィをオーバーテイクする際に不当にシケインをショートカットしたと判断されたもの。
これによりアルグエルスアリは10位から13位まで降格。貴重な1ポイントを失う羽目となった。
ハンガリーGPでは、悪質な幅寄せにより次戦10グリッド降格となったミハエル・シューマッハへの裁定の甘さが今回のJ.アルグエルスアリへの判定で更に強調された。
■結果
1,L.ハミルトン(マクラーレン・メルセデス)
2,M.ウェバー(レッドブル・ルノー)
3,R.クビサ(ルノー)
4,F.マッサ(フェラーリ)
5,A.スーティル(フォースインディア・メルセデス)
6,N.ロズベルグ(メルセデスGP)
7,M.シューマッハ(メルセデスGP)
8,小林可夢偉(BMWザウバー・フェラーリ)
9,V.ペトロフ(ルノー)
10,V.リウィツィ(フォースインディア・メルセデス) ※J.アルグエルスアリの降格により1ポジション繰り上がり。
11, P.デ・ラ・ロサ(BMWザウバー・フェラーリ) ※J.アルグエルスアリの降格により1ポジション繰り上がり。
12,S.ブエミ(トロロッソ・フェラーリ) ※J.アルグエルスアリの降格により1ポジション繰り上がり。
13,J.アルグエルスアリ(トロロッソ・フェラーリ) ※シケイン不通過のオーバーテイクのため20秒加算のペナルティ。10位から13位に降格。
14,N.ヒュルケンベルグ(ウイリアムズ・コスワース)
15,S.ベッテル(レッドブル・ルノー)
16,H.コバライネン(ロータス・コスワース)
17,L.ディ・グラッシ(ヴァージン・コスワース)
18,T.グロック(ヴァージン・コスワース)
19,J.トゥルーリ(ロータス・コスワース)
20,山本左近(ヒスパニア・コスワース)
R,F.アロンソ(フェラーリ) ※スピンオフによるダメージ。
R,J.バトン(マクラーレン・メルセデス) ※S.ベッテルに衝突されラジエター破損。
R,B.セナ(ヒスパニア・コスワース) ※メカニカル
R,R.バリチェロ(ウイリアムズ・コスワース) ※ブレーキングのミスでF.アロンソ(フェラーリ)に追突。レース後審議。