レッドブル・メルセデスが1-2フィニッシュ。F1デビュー2戦目の小林可夢偉(トヨタ)が、12位スタートから6位入賞の快挙ということで楽しいレースでした。最後のM.ウェバー(レッドブル・メルセデス)とJ.バトン(ブラウン・メルセデス)のバトルも楽しめました。
レース前は、つまらないレースになるのかな？と思っていましたが、逆に期待を裏切られ楽しいレースになりました。
来年からは給油が禁止。今年は、KERSやダブル・ディフューザーなど色々な要素が入ってきたシーズンでしたが、来年は実質両方とも禁止と言う事で新シーズンが始まります。
チャンピオン・チームのブラウンGPは3-4位で最終戦を終えました。ホンダのバックアップがあれば、最後まで強いRA109を見れたのではないかと思っています。来年のラインナップは発表されていませんが、R.バリチェロが離脱することが確実視されています。
BMWザウバーは、最後のレースを5位10位でおえました。シーズン当初は、KERS勢の不調もあり目立たない順位でのレースを続けていましたが、シーズン終盤では中断の上位まで車を持ってこれるところまで来ました。流石にチーム力を感じさせてくれます。BMWザウバーお疲れ様でした。来年は、R.クビサがルノー移籍。N.ハイドフェルドは、未定となっています。
トヨタは、最後のレースで7-8位フィニッシュで終え、昨年よりも多くのポイントを稼ぐ事が出来ました。今年は勝てそうなレースをチーム戦略のミスで台無しに。やはり、F1に詳しいカリスマ性のある人材が欲しいところです。来期のラインナップは未定ですが、小林可夢偉を使って欲しいと個人的に思っております。
トロロッソ・フェラーリは、S.ブエミがポテンシャルの高さを感じさせる走行で8位フィニッシュ。J.アルグエルスアリは、リタイヤでした。S.ベッテルが離脱したために昨年ほどのパンチ力はありませんでしたが、彼のポテンシャルは偉次元なので仕方ないでしょうし、昨年ほどマシンが進化していないとも言えますので、この成績は上出来だと思います。なにせ、ミナルディですから．．．。
ウイリアムズ・トヨタは、来期コスワース･エンジン搭載が発表されました。ドライバーズ･ラインナップは、明日発表されますが、現ブラウンGPのR.バリチェロの加入とGP2王者で現サード･ドライバーのニコ・ヒュルケンベルグの昇格が確実視されています。現ドライバーのN.ロズベルグは、ポテンシャルの高さで色々なチームからオファーがあるでしょうが、トヨタのサポートを受けている中嶋一貴の来期は不安です。
マクラーレン・メルセデスは、H.コバライネンが11位。L.ハミルトンがP.P.からスタートしたもののブレーキトラブルでリタイヤと言う結果でした。シーズン当初は、KERSの問題で低迷していましたが勝てるレベルまで持ってこれたのは素晴らしい事だと思います。来期は、L.ハミルトンの残留が決まっていますがH.コバライネンは離脱する事が確実視されています。
ルノーは、全く良い所もなくF.アロンソが14位R.グロージャンが17位と散々なレースでした。今年は、N.ピケ･ジュニアの告発した不正も発覚し最悪のシーズンとなりましたが、来期は現BMWザウバーのR.クビサが加入します。しかし、R.クビサはフェラーリ入りが最終目標なので長くは在籍しない事でしょう。
フェラーリは、FIAの強力なバックアップがあるにもかかわらず最悪のシーズンでした。K.ライコネンが1勝したのみシーズンでした。来期は、F.マッサとルノーのF.アロンソのラインナップです。
フォースインディアは、シーズン終盤の高速サーキット用のエアロがハマリベルギーやイタリアでは大活躍をさせてくれました。
■暫定結果
１，S.ベッテル(レッドブル・メルセデス)
２，M.ウェバー(レッドブル・メルセデス)
３，J.バトン(ブラウン・メルセデス)
４，R.バリチェロ(ブラウン・メルセデス)
５，N.ハイドフェルド(BMWザウバー)
６，小林可夢偉(トヨタ)
７，J.トゥルーリ(トヨタ)
８，S.ブエミ(トロロッソ・フェラーリ)
９，N.ロズベルグ(ウイリアムズ・トヨタ)
10，R.クビサ(BMWザウバー)
11，H.コバライネン(マクラーレン・メルセデス)
12，K.ライコネン(フェラーリ)
13，中嶋一貴(ウイリアムズ・トヨタ)
14，F.アロンソ(ルノー)
15，V.リウィツィ(フォースインディア・メルセデス)
16，G.フィジケラ(フェラーリ)
17，R.グロージャン(ルノー)
18，A.スーティル(フォースインディア・メルセデス)
Ｒ，J.アルグエルスアリ(トロロッソ・フェラーリ) ※メカニカル
Ｒ，L.ハミルトン(マクラーレン・メルセデス) ※ブレーキ
