いよいよメジャーリーグでは、プレーオフが始まりますね。本場アメリカのメジャーリーグは、アメリカン・リーグ（以下ア・リーグ）とナショナル・リーグ（以下ナ･リーグ）が存在します。その中でも東部、中部、西部と別れており、各リーグの優勝チームは3チームとなってしまいます。
メジャーリーグのチャンピオンを決めるワールドシリーズを6チームで争うわけには行きませんので、ワールドシリーズで戦う2チームを決めるために、プレーオフと呼ばれるトーナメントが開催されます。
プレーオフに進出できるのは、各リーグで優勝した6チームの他に、ワイルド・カードと呼ばれる1チームです。そのワイルド・カードとは、各リーグの2位になったチームの中で一番勝率の良いチームが選ばれます。
一方、日本のプロ野球はセントラル・リーグ（以下セ・リーグ）、パシフィック・リーグ（以下パ・リーグ）が存在します。アメリカとは異なり、リーグのチャンピオンは1チームですので、1位のチーム同士が日本シリーズを戦って日本一を決めていました。
しかし、近年はクライマックス・シリーズ（以下CS）と呼ばれるイベントで日本シリーズ出場チームを決めることとなりました。これは、各リーグ1位から3位までのチームで代表を決めるというもので、各リーグ135試合もあるペナントリーグは、CSに出場するための3チームを決めるだけの価値の無いものとなってしまいました。
これでは、日本のプロ野球は盛り上がりません。現に、メジャーリーグの日本での繁栄とは裏腹に、日本のプロ野球の視聴率は下がる一方で、以前は毎日のように放送されていた地上波ですが、現在はさほどではありません。毎日、日本のプロ野球が見たい場合には、スカパーに加入しなければなりません。
今年のセ・リーグ優勝争いは阪神タイガースと読売の一騎打ちです。CSがなければ、盛り上がっていたことでしょうね。
