『13日(木)パリで行われたFIAの世界モータースポーツ評議会は、『スパイ疑惑事件』に関する公聴会を行った結果マクラーレン・チームに対してスパイ行為があったと認定、処分を科すことを決定した。
処分内容は2007年シーズンの全コンストラクターズ・ポイントの剥奪と、罰金1億ドル(約115億円)。今シーズン残り4戦についてもポイント獲得は無効となる。なお注目の同チームのドライバー、アロンソ&ハミルトンについては、事件への関与がないとして処分は見送られた。
直前の見通しでは2007−2008年両シーズンについてチャンピオンシップから除外、とまで噂されていたこと、さらにドライバーについても今シーズンここまでのポイント剥奪と言われていたことを考えれば、大幅に甘い処分になったと言えそうだ。』
FIAがまたしてもやってくれました。最近、毎年恒例になりつつあるフェラーリ擁護です。昨年は、ルノー・チームがFIAに許可を取って2005年から使用していたマスダンパー(路面のギャップを車体に吸収させるためのダンパー)を、空力パーツが走行中に可変するのを禁じた規定に抵触するとして、禁止させたばかり。この件は、マスダンパーを開発しきれなかったフェラーリ・チームの後半戦の躍進に繋がった。
もう、F1にはウンザリ...。コース外での政治的なフェラーリの活動を見ていると、F1観戦当初はフェラーリを応援していたのが恥ずかしくなってしまいます。