日本時間で本日早朝に開催されたIZOD IndyCar World Championshipなのですが、11周目に約15台を巻き込むクラッシュが発生しました。
その事故で2005年のIRLインディーカー・シリーズ王者であるダン・ウェルドンが亡くなりました。
ダン・ウェルドンは、1978年6月22日にイングランドで生まれました。
イングランドでは2009年F1世界選手権王者であるジェンソン・バトンともレース経験があります。
1999年に渡米し、2002年からは現在のIRLインディーカーメシリーズに参戦。2005年にはインディーカー最高峰のレースであり世界３台レースのひとつにも挙げられているインディ500マイルレースで優勝。前述のとおりドライバーズ・タイトルも獲得しました。
2006年からは名門チームであるチップガナット・レーシングに所属し、2008年末まで同チームで活躍しました。
2009年からはパンサー･レーシングに移籍し、2010年を最後にチームから離脱しました。
今年はスポット参戦のインディ500マイルレースを最終ラップで逆転優勝。2度目のインディ500ウイナーとになりました。
最後のレースなってしまった2011年10月16日のIZOD IndyCar World Championship。ラスベガス・モースピードウェイで発生した事故で不運にも命を落としてしまいました。
来年は、ダニカ・パトリックが去るアンドレッティ・レーシングのシートも噂されていただけに残念です。
IZOD IndyCar World Championshipは、12周で赤旗中断。ダン・ウェルドンを追悼し、残ったマシンで5周のラップを刻みました。
今年最後のレースでの事故。来年のインディーカーは、彼が残した新しいマシンでレースがおこなわれる予定です。
ダン・ウェルドン選手のご冥福をお祈りいたします。
